テクノマシーン応援団
 平成20年秋、私の事務所のある米沢商工会議所地域産業支援センターの南西に、一つの建物が建ち始めた。何でも機械を開発する企業らしい。この景気が急減速する時に何で?…しかし、建築工事はちゃくちゃくと進み、平成21年初夏にはその全容を現した。
支援センター見た建物
支援センターから見た建物
空から見た建物
右上に支援センターの一部が見える
 そんなある日、ちょっと歳のいったダンディな男が支援センターにやって来た。たまたまホールに居合わせた私と顔を合わせ、「あれ?!」、「あれ!嘉規君でねーの」。かのダンディは高校の同級生の嘉規浩二氏だった。彼曰く「俺今度そこに引っ越して来たのでよろしく!」、「えっ!じゃあの建物は君の会社テクノマシーンなの?!」。何はともあれ、早速見学に出かけることにした。
 南東から見て正面の黒い建物が事務・開発設計・食堂棟、その右側の白く低い建物が加工棟。南から見て、左の白く高い建物が組立棟、その右には北まで貫通した輸送スペース、右端がエントランス(玄関)。
南東から見たテクノマシーン
南東から見たテクノマシーン
南から見たテクノマシーン
南から見たテクノマシーン
 南東の角にあるエントランスは実にあっさり、これといった看板もなく、建物に入って直ぐ左に社名を示すプレートが一枚のみ。信頼を得た幾つかの企業の仕事を受注して来た関係で、看板や広告には執着しなかったようだ。また無駄を省くことは社長の基本方針の一つでもあるようだ。
南東の角にあるエントランス
南東の角にあるエントランス
社名を示すプレート
社名を示す一枚のプレート
 何を作り・売るのか聞いたところ、工場で加工や検査を行う省力化・自動化機械や治工具が対象とのこと。量産品ではないので展示できるものはなく、またお客の企業秘密もあり、会社案内の写真位しかないとのこと。下の写真がその2枚。
省力化・自動化機械
納品した省力化・自動化機械
省力化・自動化機械
納品した省力化・自動化機械
 開発・設計部門は流石に見せてもらえない。企業秘密たっぷりの企業ではやむを得ないこと。設計した物の加工も自社で行っており、最新のマシニングセンター等も導入されていた。組立棟には、吊り下げ高さ10mの天井クレーンを備えた高く広いスペースがあり、大きな物の組立にも柔軟に対応できるとのこと。
最新の工作機械も導入
最新の工作機械も導入
組立棟の高い天井
組立棟の高い天井
 このように絶えず創意工夫し、卓越した技術開発力がある企業でも、世界的な不況の影響を受けない筈はなく、受注が思うようにならないらしい。後日、テクノマシーンを訪れると、輸送棟のスペースを利用して、計測器メーカーを招き社員教育を行っていた。時間に余裕のあるこういう時期こそ、皆で学習してパワーアップを図る、という姿勢は流石!である。さらに後日、工場脇で傷んだ芝生を修復している社長を発見。その後姿に、胸を打たれた!
計測器メーカーを招き社員教育
計測器メーカーを招き社員教育
傷んだ芝生を修復する社長
傷んだ芝生を修復する社長
 旧友が近くに越して来たんだ、何かお手伝いをして、社長にも会社にも元気になってもらわなくっちゃ!!こんな訳で、勝手にこのページ テクノマシーン応援団 を立ち上げました。嘉規社長によれば「何でもやる。」とのこと。技術の高さは不肖ナウエモンの折紙つき。全国の企業の皆様、ぜひこの会社を応援してください。
 詳しくお知りになりたい方は、潟eクノマシーンのサイトをご覧ください。そしてお電話またはFAXで励まして頂ければ、応援団としてもうれしい限りです。

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